独自性の高い、実現性のある地域のマスタープランづくり
まちづくり・むらづくりにおいて、地域特性を活かした、独自性の高い、しかも実現性のある、地域のマスタープランをつくることが必要になってきています。
当社では、アンケートやワークショップ、聞き取り調査など、地域の方々の意向を十分汲み取ったうえで、地域の現状や地域資源を様々な視点で調査・分析し、地域の特性を十分に活かした計画づくりをお手伝いしていきたいと思っています。
- 住民ニーズ
- アンケート、ワークショップ、聞き取り調査などにより、幅広くかつ具体的な住民ニーズを把握します。
- 地域資源
- 新たな価値観に立った未利用・潜在的資源の掘り起こしも含め、地域に賦存する地域資源を幅広く収集・分析します。専門的な見地から、その利活用方策を提案します。
- 参画・協働
- 住民が自発的かつ持続的にまちづくりに参画し、協働で取り組んでいく手法等を提案します。
地域のマスタープラン例
農村振興計画 | 地元ニーズ、新たな切り口による独自性のある計画立案を目指します。 |
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農業振興計画 | 地域特性に応じた農業の将来像の提示と具体的行動計画の企画を目指します。 |
農村振興地域整備計画 | 農業振興計画、土地利用計画を総合的に勘案し作成します。 |
地域環境計画 | 基本的な環境計画等、あるいは農業農村整備における農村環境計画等を作成します。 |
地域開発計画 | 都市農村交流施設、バイオマス利活用施設等を含めた地域資源を活かした、独自性の高い農村の特徴を活かした交流を提案します。 |
事例紹介
農村振興基本計画(佐賀県佐賀市)
佐賀市の農村振興基本計画の作成にあたり、「地域の実情」を把握するために、住民代表等10名による懇話会を開催するとともに、市内の典型的な集落を選定して「集落点検」を実施しました。 農林水産省では平成15年3月に「農村振興基本計画作成指針ガイドライン」を策定しています。同ガイドラインでは、「農村振興基本計画作成において特に留意すべき問題点を克服し、合わせて先駆的な取り組みを行っている計画作成地区」として全国で10事例が紹介されていますが、そのうちの2地区(佐賀市地区、松井田地区)は、弊社が策定のお手伝いをさせて頂きました。
- 懇話会の開催
- 地域住民の意見をできるだけ多く取り入れ、地域の現状を把握するため、全3回の懇話会を開催しました。
- 集落点検
- 農村集落の世帯構成を把握するため、山間部や市街地などの集落をモデル地域として挙げ、その世帯構成を調査しました。
事業実施中の農道の総合的検討(山口県下関市)
調査・計画から、実施設計まで実施しました。
「農道事業の新しい効果算出手法の検討」、および「環境との調和に配慮した事業の進め方の検討」も実施しています。
- 新しい効果算出手法の検討
- 従来の効果算出手法にとらわれることなく、地域道路ネットワーク向上効果等、農道整備に伴って発生する効果を広く検討しています。発生した新たな効果の一例は下記の通りです。
- 地域道路ネットワークの向上効果
- 地域全体の道路での走行時間などが減少する効果。
- 災害時における代替路の確保効果
- 地質など災害時に、複数路線が確保される効果。
- 安全性・快適性向上効果
- ほど良い曲線、法面緑化等による安全性・快適性の向上効果
- 環境との調和に配慮した事業の進め方の検討
- 直営施工による「うるおい施設整備」、農道沿い河川の多自然型工法の導入、法面緑化の実績評価等を検討しています。
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うるおい施設整備 全体計画図
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法輪寺周辺整備イメージ